
夫婦円満は、決して自然に続くものではありません。日々の暮らしの中で気づき、学び、工夫することが大切だと、私は、妻から教わりました。そこで今回は『妻から学んだこと3選』を紹介します。
1. スキンシップの大切さ
みなさんは普段スキンシップを取っていますか。
「取っているよ」という方は、どんな方法でしょうか。
私はハグをしたり、一緒にお風呂に入ったりします。
寝る時は手を繋いで眠ることもあります。
ただ、外では手を握ってくれないんです(笑)。
とはいえ、言葉だけでは足りません。
ちょっとしたハグや肩をポンと叩く動作でも安心感は生まれます。
特に印象に残っているのは「一緒にお風呂に入ること」です。
仕事から帰ると、普通は一度で済むところを、妻と入るために二度入ります。
正直「面倒だな」と思ったこともありました。
ある日、妻に聞いてみました。
「なんでそんなに一緒に入りたがるの?二回はさすがにめんどくさいよ」と。
すると妻はこう答えました。
「じゃあ、いつ話すん?いつスキンシップ取るん?」
その言葉にハッとしました。
仕事から帰ってご飯を食べ、片付けや家事を済ませると、もう夜遅い。
あとは寝るだけです。
「確かに、いつスキンシップを取っているんだろう?」と気づかされました。
それ以来、あえて一緒にお風呂に入るようにしました。
忙しい日でも、この小さな触れ合いが「一緒にいる心地よさ」を思い出させてくれるからです。
スキンシップは特別なことではありません。
日常の中で安心とつながりを確かめる習慣なのです。
2. 家事を一緒にすること
次に、二人で家事をする大切さです。
みなさんの家庭では、家事をどのように分担していますか。
妻が家事をしている時に、ソファでテレビを見たりスマホを触ったりしていませんか。
私は仕事から帰ると、まず妻と一緒にキッチンに立つようにしています。
料理は得意ではありません。
その代わりに補助役として動きます。
洗い物をしたり、味見をしたり、調味料を取ったりする役割です。
お皿洗いは得意なので、あと片付けは基本的に自分が担当します。
家事をどちらか一方が抱え込むと、不満が溜まりやすいからです。
一緒に取り組むと、不思議と笑いが生まれる瞬間があります。
「今日あった出来事」や「子どもたちの話」をする場にもなります。
大切なのは「手伝う」という意識をやめることでした。
妻から「手伝うじゃなくて、協力でしょ?」と指摘されたのです。
昔から「家事は妻の役割」と思い込みがちでした。
しかし本来は夫婦で協力するもの。
その気づきから、自分にできることを率先してやるようになりました。
洗い物を並んでやったり、掃除機と片付けを分担したり。
そんな小さな行動でも「協力し合っている実感」が夫婦の絆を強めてくれるのです。
3. 価値観の違いを受け入れること
夫婦といえども、考え方や好みは違います。
私は楽観的で、あまり深く考えないタイプです。
そのため、よく妻から「ちゃんと考えてる?」と注意されます。
一方の妻は、しっかり者で先のことまで見据えて考える人です。
以前はその違いに戸惑うこともありました。
しかし妻から「違うからこそ、自分に足りていないことが分かるんだよ」と教わりました。
それ以来、価値観のズレを「ズレ」として受け止めず、「新しい発見」として楽しむようにしています。
すると、不思議と関係が楽になりました。
もちろん今でも衝突しそうになることはあります。
それでも以前より柔らかく受け止められるようになったと思います。
たとえば、家事のやり方。
洗濯物の干し方ひとつでも、ハンガーを揃えると仕上がりがきれいです。
朝起きたらまずカーテンを開け、窓を開けると部屋の空気が入れ替わります。
私は気にしないタイプでしたが、妻に教わって「こんなに違うんだ」と実感しました。
それ以来、基本的には妻のやり方に従うようにしています。
ただし、妻が迷っている時には自分の意見を伝えます。
価値観が違えば、考え方もまた違うからです。
そのおかげで、妻は私が思いもしないことを考えていたりします。
価値観の違いは衝突の種ではありません。
お互いを高め合うきっかけになります。
私は妻から「物事を先まで考える大切さ」を学びました。
違いを「壁」ではなく「学び」として受け入れることで、新しい習慣や考え方を身につけられました。
結果として、夫婦関係はより豊かに育っていると感じます。
まとめ
スキンシップ。
家事の協力。
価値観の違いの受け入れ。
この3つは、私が妻から学んだ円満の秘訣です。
意識することで、夫婦関係はより温かく、深いものになっていきます。
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